1978'FXS Low Rider メンテナンス＆カスタム
Yahoo!オークションで購入したというこのFXS。
心配なんで各部点検して欲しいとの事。
心配ですよね。でもご安心下さい。
当店で購入されていない車両でも、修理、カスタム、車検など、
責任をもって対応させて頂きます。
まずはフロントエンドバラしてチェック。
フォークオイルは案の定漏れてましたね。
オーバーホールします。
ネックベアリングも多少引っかかりがあり、
バラしてみるとレースに打痕が。
ベアリング、レース共に交換です。
ホイールベアリングもバラして点検。
ここは回しただけじゃ分かりにくい。
しかも足回りは命に関わるので危険ですね。
ここも各部交換しました。
お次ぎはフロントブレーキ周りです。
まずはキャリパーを分解。
ピストンも大分痩せていたので、交換。
綺麗に洗浄し、
シールも交換、 グリスを塗って組付け。
続いてマスター。
社外のマスターだった為、ブレーキのタッチがおかしかったです。
リビルドキットと比べてもピストンの長さが短く、
遊びが随分大きかったですが、それもこれに組み替えてまともになりました。
リヤホイールベアリング。
悲惨ですね。
ここも同じくレース、ベアリング等交換しました。
ホイールベアリングはアクスルを一度締めてから、
タイヤを空転させて、引きずりが無いか、若しくはガタがないか点検し、
必要であれば↑のシムを入れたり、中のカラーを削って調整します。
分解前の状態では重かったため、ベアリングに負荷がかかり損傷されていました。
今回はシムを１枚入れて調整しました。
どんどん行きます。
次はリヤマスター。
かなり汚いし、元々エアーが噛んで居る様な状態で、
ブレーキの踏み込め方が異常でした。
マスターを分解してみると、プライマリーカップが痩せていて、
ブレーキを踏み込んでも直ぐに反応しない様な状態でした。
もう少ししたら、いきなり全部踏み込めて、ブレーキが全く効かなくなるという、
一歩手前でしたね。
実際過去にそうなった方が居ます。
フロントブレーキが付いていたため何とか止まれたそうですが、
突然リヤブレーキが効かなくなるなんて、怖すぎですよね。
リビルドキットを組み込みます。
そしてリヤキャリパー。
フロントに引き続きピストンが痩せてるし、かなり傷がありましたので交換。
ボディーの方は研磨します。
グリス塗って組付け。
ブレーキのタッチが雲泥の差でしたね。
カスタムはというと、ETC取付と、マフラー交換。
ショベル用に作製した、サンダーヘッダーです。
純正のローライダーヘッダーも良いですが、
音量が少し小さすぎますからね。
いい音してます。
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