1972'XLCH トランスミッションリビルド。

 まずは要となる、メインドライブギヤのレースを打ち換えます。
 新しく使用するのはジムズのレース。
引き抜いたミッションを、
 チェックしながらバラしていきます。
組付けの際に、消耗品であるベアリングは必ず交換しています。
この奥にもベアリングがあります。
ギヤやシャフトは使えそうだったので再利用します。
 洗浄したギヤを、クリアランス調整しながら組んでいきます。
ポールキャリアーも一度分解、点検。
問題無さそうだったので、洗浄し組付け。
 メイン、カウンター共にスラストワッシャーの選定をしたら、
ミッション本体を組付けます。
スラストワッシャーのサイズがちょうど良いのが無い場合、
ワッシャーを加工してクリアランスを確保しています。
ギヤ抜けや、入れずらいといった原因である、
シフターフォクの調整も行います。
 元々付いていた物は下側ですが、かなり摩耗していて、
ギヤが遊んでしまい、これも上に上げた原因の一つです。
しかしながら、新品に交換したからOKという訳ではありません。
社外の精度が悪いのも問題なので、そのまま使えない事は多々あります。
見にくいですが、ポンチの先側、ギヤとシフターフォークが干渉しています。
こういった事を一つずつ、クリアしていき、はじめてミッションが完成する訳です。
何も考えずにただ新品を組み込むだけでは、
直したつもりが余計に酷い壊れ方をしてしまう可能性があります。
国産のパーツでは新品がダメなんてあまり考えられないのですけどね(笑)
 打ち換えたレースを、STDサイズのベアリングにあわせて、
ラッピングします。
 シフトシャフトとブッシュもガタガタだったので、
 打ち換えます。
これでミッションを入れ込む準備が整いました。


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